よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

かんなつきといふ暖かさ冬うらら

こんなに飛行機が低く飛んでいるのは、ここではめずらしい。
霧の深い日は、よく空港に着陸できない飛行機が旋回をする音が聞こえるけれど。
こんなに良く晴れているのに。



今日は10月末の温かさだったと、、、
ここから見る五剣山は寝釈迦の姿の山には見えない。
がいつも親しんでいる愛する山である。
せっかく夫に連れて行ってもらって撮った写真。
使用をしないで眠らせてしまうには惜しい。



朱く色づいた楓もきれいだけれど、未だ少し緑の残っているのも好きだ。



慎が一番すきだった場所。
ここへ来るのを察するともう車から降りるかまえ。
車から跳び降りると、一目散にこの広場を一周をする。
今、思えば 慎 はあまり体力はなかった。
せいぜい一周をすると、他の犬の匂いをかいであちこちと小走りをするだけだった。
それでも、っこは大好き。
ゲートボールやサッカーを楽しんでいる先客がいると、思いきり駆けれないので落胆をしているのが解る。


な子 は 名子。 慎 は 慎。
どちらも可愛いい。
今日のような日和だと 慎 はどんなに喜こんだであろうか。
まな裏に 慎 の姿が浮かんでくる。


車 ヨット 船 ケーブルカー
慎 は乗り物が好きであった。
飛行機は乗ったことはな~い。


東北で又地震があった。
復興もままにならないのに、どんなに苦しいでしょう。
お見舞い申しあげます。



冬紅葉庁舎は雨の日曜日

こんなに市役所の辺りにきれいな紅葉の木があるとは知らなかった。
図書館に行く。ついでと云えば語弊が。
海を見に行く。山茶花の花を見にも。
あいにく、海は雨催いの日だったので、どんよりとした ねずみ色であった。


     🌸    冬紅葉みんなどこかへかくれんば



先日、写した写真を間違って 消去してしまう。
きれいな 山茶花が撮れていたのに、残念。


その、山茶花垣へ、今一度写真を撮りに。
真っ白な莟が、薄いピンく色に開いていた。
ほんの二日おいただけで、白と思っていたのに、ピンクになっている。
こんな大輪の山茶花は珍しい。
初めてだ。本当にきれいな山茶花である。



写真を撮っているとこの家の人が出て来る。


伐って さしあげましょう と云ってくださるが
一日で散ってしまいそうな いや散るだろうから、丁寧にお断りをする。


直径は15センチもあるだろう。
無数の莟はみんな花になる。
綺麗だろうな。


     🌼     山茶花の垣ごし俳句の話なぞ


     🌸     山茶花の白りんと雨をはね返す

小春日の釣堀に人集ひをり

暖かい十一月。
中旬になっているのにぽかぽか陽気。
小六月の云いまわしがぴったりの日和である。


いくばく?いいえかなり高い金額を払って釣りを楽しんでいる人々。
      
      🎀    太公望腕まくりゐる小春かな


      🎀    波音のかすかかすかに小春凪      



カモメがここは、私達の遊び場所とばかり泳いでいる。
のんびりと、ここの海、独特のこせこせしていない泳ぎっぷり。
のんびりと、ゆるやかに。


     🎀    水鳥やところかまはわず釣の堀


     🎀    水鳥の水脈美しくありにけり



昨日の朝の な子。
ベランダに出て行って帰って来ない。
窓を開けてとおねだりされた。
窓を開くやいなや、庭にとび出して草を食べていた。
それで、家に入れると、部屋のどこ、ここ構わず食べたものを吐くのでしばらくベランダから部屋に入れなかった。
うろうろと、早くお家に入れてと窓の傍にきていた。


今朝はパソコンを打っている、私の膝から降りようとしない。
喉を鳴らしている。
ああ、膝から跳び降りた。
前かがみでパソコンを打っている膝では窮屈でしょ。


     🎀    絨毯や陽だまりみつけ猫の昼


     🎀    絨毯にカーテンの影揺るる窓


     🎀    膝掛のパッチワークや小六月

炬燵守るのは私の仕事

いや~ん
寝ているのに 母さまはおこそうとするんだから。


炬燵に入ると、母さまのお尻に根がはえたよう。
食っちゃ寝て、食っちゃ寝てと な子 のことを言っているけれど、
母さまのことは何と云うの?
食っちゃ炬燵で横になって思い出したように、ちょっと本を読んで。
又、お肉がついちゃうよ。


    ⛄    木枯しや窓に貼り付く蜘蛛の糸


    ⛄    炬燵から出る時何かに手をついて
                (どっこいしょ)


    ⛄    四方八方炬燵の周りにあれやこれ

小春日や何も欲しくない寝させてよ


な子はパソコンを打っている私の邪魔をするので、これはおねだりか?、、、、
餌が好きなのではなかった。
母さまからもらった餌を食べてもう、し あ わ せ。鼾をかいて寝ています。



真っ赤なクコの実。
パソコンの上に置くと、影が映っている。「枸杞」 はクコとパソコンで打っても出てこない。「ク」 も 「こ」 も転換するのに苦労をした。
くこ、&クコ 味が無い。意味の深さがない。やはり漢字の「枸杞」でなければ。
オオバーに云っても良い句ができていないのに何を言ってるのか。 ア ハホホ 。


    🍙    枸杞の実や女秘めたる底力


    🍙    枸杞の実や極彩色の閻魔さま



    🍙    竃の残る釜屋や照紅葉


    🍙    子規の宇宙繙ひてゐる秋の夜


    🍙    松手入れ終わりて池に橋映ゆる


    🍙    そぞろ寒杉襖抜け三門へ


    🍙    オリーブは実に小鳥来る並木道


    🍙    子らの声露地にあふれる文化の日