よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

虎杖

   

虎杖。さいたづま。みやまいたどり。
タデ科タデ属の多年草。日本全国の日当たりのよい山野に自生する。
太い芽茎は皮を剥いて山菜として食用になる。


    ☆   幼な日の酸味かなしき虎杖よ    中村苑子


> 田舎で育った者には郷愁を感じるこの句。
野山を駆けて遊びまわり疲れた時、いたどりを折って皮を剥き口にいれる。
酸っぱい いたどりの味は一時の空腹と喉の乾きをいやしてくれる。


    🐢    虎杖は酸つぱし涙もろくなる     葉
    
    🐇    採つておきたる虎杖の煮しめ給ぶ   葉


高知へ一日旅したとき、レストランでいたどりの煮しめをいただいた。
美味しかった。
私はこれから盛りの虎杖を道の辺で見つけると手折りて帰る。
一夜漬けの漬物を作る。


今年 始めての虎杖を見つけたが 早も長けていた。