よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

2017年6月のブログ記事

  • 絵手紙

               🐢    絵手紙の返事絵手紙夜の秋     プロさん。   絵手紙もお上手だこと。 友達からもよく絵手紙が来る。 色鉛筆でもいいか~と下手な絵手紙を書いて返事をする。 夜の秋は秋の夜とは違う。 もう少し先の晩夏である。 昼はまだ暑いが夜ともなると秋の気配のすること。これを夜... 続きをみる

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  • 木偶

                🐢     風入れやぞろりと並ぶ木偶衣装     風入れは虫干しのこと。 阿波は昔から人形浄瑠璃が盛んであった。 近くにある 遍路宿に、以前は泊まったお遍路さんを慰めて、浄瑠璃公演をしたのか、通りかかると、人形の衣裳を庭に所狭しと干していた。 木偶人形の衣裳を見たことある... 続きをみる

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  • ひまわり   🌻

                      (中原淳一の向日葵と乙女を描いた挿絵)      🌻    向日葵のみな海に向く港かな    > むかし見た山陰地方のどこかの港にこんな景があった。 ひなびた古い漁港であろうか。 向日葵の咲く漁港として名代な所かもしれない。 至るところ向日葵が植えられていて、... 続きをみる

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  • 木下闇

                  🐢     木下闇どの木がどの香さまざまに    栗林公園の散歩道にかこのような大きい樹がいたる所にある。 太古の昔からあったような感じが。 大きな洞が有ったり蘖は生えていたり、猿の腰掛が生えていたり。 木陰を行くと、さまざまな樹がそれぞれの香を発している。 遠くに電... 続きをみる

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  • ほたる

               🐢    ほたる籠藁とお日さま匂ひけり         🐢    つやつやと麦藁編のほたる籠     子供の頃、我が家は農家ではなかった。 しかし好奇心が旺盛であるし、友達の半数以上は農家であった。 友達のお父さんが、収穫の終わった麦藁で ほたる籠の編み方を教えてくれた。... 続きをみる

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  • 仔猫

                   🐈      ラベンダーの茂みが好きな仔猫かな     な子 もこんなに可愛い時があった。 やさしい匂いの草花が好きで。庭に降りると ラベンダーの花に鼻をくっつけてくんくんと匂いをかいでいる仕草をする。 茂みの中に頭を突っ込んで尻尾は外に。 仕草が可愛い。      

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  • 田植

           🐢    泥落としながら田植機帰り行く     余り苗が田圃に残っている。 田植を終わった田植機が道に車輪に付いた土を落としながらゆっくりと帰っていった。 この素直さが最近の私から消えている。    🐢    明日植える田圃の前で立ち話し     田植も見る見る間に機械を使うと終... 続きをみる

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  • めまとい   (Ⅰ)

                🐢     めまといに手刀切つてをりにけり     二年か三年前の句である。 この句には想い出といおうか、こんなことが。 読売新聞の俳句欄でこの句と全く同じ景を詠んだ句を見つけた。     >   めまといを手刀切って払ひゐる 私はこの句を目にした時、なんと類想の句だと感... 続きをみる

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  • 薔薇

                 🐢    満開の薔薇を残して引越しぬ     薔薇は大好きな花であるが、詠むのが難しい。 唯一、師から選ばれた句である。 それが 2013年の句。 最近は 素直でなくなったのか、古い句の方がいい。

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  • 八朔

                           🐇     八朔の窯場のお神酒徳利かな      古い20年前の句である。 鳴門の矢野陶苑を訪ねた時の吟行句が出てきた。 昨日はそれを懐かしく思い、窯場を訪ねた。 なんという、嬉しいこと。思いがけず、窯に火が入っていた。 この写真のように、窯に火いれ... 続きをみる

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  • 青葉木菟

              🐢    青葉木菟記憶の母の齢越へ     栗林公園へ渡来して来て、子育てをしている青葉木菟。 夜は淋しそうな声で ホォー ホォーと鳴くが、昼間はじーと身動きもしないで木の枝に止まっている。      🐇    青葉木菟家族それぞれ別の部屋 青葉木菟を詠む時はなぜか 家族 ... 続きをみる

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  • 蝸牛

             🐢     後ずさりできぬ枝先かたつぶり     雨の日は かたつむりをよく見かける。 角出せ槍だせ頭出せ。 子供の頃に歌った唱歌に一節。 枝の先までゆっくりと這って行ったかたつむり。 その先は観察をしなかったから、見届けなかった。

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  • 柳絮

          柳絮、、、もう少しすればこの柳も柳を四方ハ方へ飛ばすであろう。 柳絮の舞う季節は好きだ。 絮が飛ぶとなぜだか、風景が変わっていつもの町が旅先のように違った景に見える。     🏡    対岸を柳絮隠れに日傘かな    > 柳絮の盛んな時は、対岸が見通せないほどである。 柳絮隠れに動い... 続きをみる

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  • 中道俳句

                   ( 栗林公園の青葉菟  目下子育ての最中らしい) 古い俳誌の整理をしている。 このような句が、、、 昭和60年8月号、、、、何年?いや何十年前の句か。 俳句を始めて一年目の句であるらしい。     🏡    鄙境に住みて悔いなし青葉木菟     🏡    夜濯やか... 続きをみる

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  • 枇杷

                  🐢     袋掛け手伝いし枇杷届きけり           🐢     枇杷熟るるまっこと黒き土佐の海     枇杷はこの付近の農家にはそこ、ここと植えている。 初物の枇杷をいつもいただいて食べる。 ほんとうに幸せ者だ。 まっことの言葉の斡旋が良いと 褒められた想い... 続きをみる

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  • 菩提樹

               🐢    菩提樹の天辺に群れ夏の蝶     菩提樹の花は、中国原産の落葉高木。 日本には僧 「栄西」がもたらしたという。 私が詠んだのは 八栗寺の菩提樹の花。 今 訪づれるときれいに咲いているだろう。 写真の 菩提樹 は、先だって行った 薬師寺 に咲いていた菩提樹。 色々、... 続きをみる

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  • 落とし文

               🎐    巻き損じほのあたたかき落し文     > 私が拾ったことがある落し文はどれもきちんと巻いていましたが、揚句のように巻き損じもあると知ると、なぜかほっとします。 少しくらい巻き損じても、卵は無事にかえることでしょう。 との選評。    🐢    落し文鼻のシラノの... 続きをみる

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  • どくだみ

    夫がどくだみの写真を入れてほしかったそうだ。 絵の稽古をしているのだ、花をいつでも見たかったらしい。 湿地帯、家の軒下、等々どこでも見ることが出来る。 真っ白の花は綺麗だ。 さて 匂いが今一。 十薬とも。 葉 茎 根 は干して、煎じてお茶のようにして飲む。薬用である。     ☆    十薬やしか... 続きをみる

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