よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

2017年5月のブログ記事

  • さくらんぼ  雑感   

              🍒     茎右往左往菓子器のさくらんぼ    高浜虚子 ご近のを散歩をしていると塀ごしにさくらんぼの実が熟れているのが見えた。 つやつやと瑞々しい実が熟れて美味しそうである。     🍒    チェーホフに談義のおよぶ桜桃忌   N >  チェーホフと桜桃はつきすぎ。(桜... 続きをみる

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  • 石楠花

    ツツジ科の常緑低木。原産地は北半球。茎の先端に優雅な柔らかい花をつける。           ☆     溺れよと石楠花を縫う径細き    谷内茂     ☆     石楠花に踊りゆく瀬や室生川    水原秋櫻子 とある、石楠花の咲いてい名園に行った。  三十基ばかり句碑が建っていた。  自分も吟... 続きをみる

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  • 桐の花

            🐢    桐の花散りてこんなに良き香とは     桐は大きい木である。 花はいつも仰ぎ見るばかり。 ダム湖の辺を散歩していると花が散っていた。 五センチばかりある。蘭の花に似た舌をもったような花である。 良い匂いを辺りに放っていた。

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  • 朴の山

                  🐢    谷の向ふから朴の花匂ひきし         🐢    鳥と吾のみ朴咲ける山ん中     先だって吟行に行った弥勒公園の辛夷の丘。 ここに朴の木が四~五本ある。 15日締切で今日は早くも選をして下さった。 辛夷の丘は公園の本道から岐れ、谷に沿った径を登って行... 続きをみる

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  • 五月の風

                           🐇    神輿蔵五月の風に開けをく          🐇    陽炎や駆け出しさうな馬の像     つくづくとこの神馬を観察した。 何故? 三本足で立っていることに感心をしたのである。 五月の風はほんとうに爽やかである。 心も身も洗われる。 暑くな... 続きをみる

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  • 熊谷草

                 🐢    熊谷草杖借りてゆく森の奥         🐢    ゆらゆらと木漏れ日ありぬ熊谷草     ラン科の多年草。竹薮や山林に自生し群落つくることがある。 花硬が伸びて、淡黄緑質に暗黒紫の斑点のある四弁と、袋状の二弁とからなる大型の花を一つ開く。 その姿を海中に扇... 続きをみる

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  • 豆ごはん

              🐢    それは良かった夫の口ぐせ豆ごはん     ご近所さんからグリーンピースを沢山にいただいた。 早速、今晩は豆ご飯を炊こう。     ☆    妻のことほとんど知らず豆の飯    戸栗末廣 > 何十年も連れそっている夫婦でも100%理解しあっているかと云えばそうではない... 続きをみる

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  • こんなブログ見つけた

      ☆    風花や運動場に朝礼台        これは、『俳句朝日読者俳句』(平成八年)の特選句で、選者は川崎展宏氏。氏はこの句に対し、次のように評しておられます。      「現在の学校ではなく、作者の心にある学校だろうか。教師も生徒も、句には      一人も出て来ない。それが句の空間を広く... 続きをみる

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  • ひとひらの朴の花びら 、、、、

                 🐢    ひとひらの朴の花びら拾ひけり                        hitohira no hô no hanabira hiroikeri                  Hanako                   season word: ... 続きをみる

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  • 麦の秋

                  ☆    黒い穂もなまめき立てり麦の秋    小林一茶 >麦の秋、竹の秋 このような俳諧味のある季語は 作っていて楽しいし又郷愁を感じる季語でもある。 麦秋(ばくしゅう)と発すると 原節子 の古い映画を思い出す人も多いのではないかしら。 うす緑の麦畑にポツン ポツンと黒... 続きをみる

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  • 躑躅

                     ☆    死ぬものは死にゆく躑躅燃えてをり   臼田亜波 > 人生を達観した作者か? 躑躅のこの文字から髑髏なるものをイメージした。 並べて見てみるとほどほどの似ている。 この朱色のつつじは最近では余り見かけなくなった。五月、つつじも交配された新しい品種が出て来て... 続きをみる

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  • 夏帽子

             ☆    徳島のはな子とわかる夏帽子    藤田あけ烏 この、はな子は不肖私のこと。 先生と二度目にお会いをした時に詠んでいただいた。 みんな夢になった昔のこと。 先生も鬼籍に入ってしまわれた。 この帽子は昔、私が染めた藍の布で作った世界に一つの帽子。 昨日2~3時間で縫いあげた... 続きをみる

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  • 山藤

               🐢    山の藤望遠レンズに飛び込みく     車が信号待ちで停車。 ふと窓の外をみる遠くの山に紫色をした藤の花らしいのが見えた。 望遠レンズで覗くとまぎれもない藤の花であった。 昨日見て、昨日のネット句会に出して選を仰いだばかり。

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