よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

2017年11月のブログ記事

  •    冬至南瓜

                                  (葉を散らす前の芙蓉の実)      🐢     鋸で引こ手におへぬどて南瓜  もうすぐ冬至。 大きな南瓜をお隣から戴いた。店で買う時は二人家族には、4分の1に切った南瓜を買う。 この大きさで充分なのである。 大きな南瓜を切る時は夫の手... 続きをみる

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  •    冬近し

                           🐇    石蕗の根をえぐつてゆけり秋出水      🐇    木枯や空見ることを亡じをり      🐇    対岸の焚火の赫し宵の星      🐇    季寄せには無き稽古花冬近し  25年も昔の俳誌に載っていた句。 今より言葉を知っているよう... 続きをみる

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  •  冬ぬくし

                           🐇     蝮粉買ふ生駒山中冬ぬくし      🐇     揺れ止まぬ張り子の虎や冬紅葉      🐇     小面に見をろされゐる冬座敷      🐇     畳師のごっつい指や針供養  (平成2年 投句) そんなこともあったと、古い俳誌から... 続きをみる

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  •   萩の風

                     🐇     風の磴将棋だたみに萩揺れて      🐇     鋸の目立の音や秋暑し      🐇     幕間の素人歌舞伎ちちろ鳴く  昭和62年の投句があった。 この頃は脚も丈夫。 心臓も達者。

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  •    萩枯れる

                🐢     白き殻なる蝸牛萩枯るる  この萩は黄葉していて、枯れるまでは至っていない。 散策をしていて、でで虫が白い殻になっているのを見つけた。 理屈抜きの見たままの景色である。      2016年11月

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  •   猿威し

             🐢    猿を追ひはらふ煙火か紅葉山 ダム湖の径を散歩をしていると、急にに後ろの山で煙火が揚がった。 この辺りには猪と猿がいて、猪にはまだ遭遇をしていないが、猿は時々見かける。 田舎に住んでいるとこんな句も出来るといおうか、散歩の途中で拾った句。      

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  • 紅葉狩

              🐇     夫か吾迷子はどちら紅葉狩る   🐇     渓深し紅葉の上に紅葉散る  京都へ紅葉狩に行った。 どこへ行っても人、人の波。 その中で、迷い子の放送が聞こえる。一度や二度ではない。 そんな時、ふと夫の姿を見失った。はては迷子か? そんな事を詠んだ。

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  •   猪垣

                                 🐢     猪垣と二段構へぞ威し銃   里山のどこを歩いても猪垣が作られている。 「電流が通っていますからご用心」と立看板のある猪垣も最近は多くなった。  この写真を撮った四国村には、昔の山村で構えていた、青石を重ねた猪垣や高く土塀を築い... 続きをみる

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  • 紅葉狩り

                     🐢     谿紅葉真昼も暗き径下る  2015年に箕面の紅葉を見に行った折りの句。 真昼も街灯が点いている谿の紅葉。うす暗い径を下って行くと、見事な紅葉。

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