よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

麦秋

  


        🐇      麦秋の銀の粉ふく波頭


        🐇      麦秋やひょっとこ面の飴細工     


 まさしく今は麦の秋。
讃岐平野をドライブしていると麦の畑がいたるところに。
麦の秋なる言葉は郷愁を覚えさせる好きな言葉だ。
(さぬきの夢)とネーミングされた麦は収穫されると、さぬきうどんとなる。
金毘羅詣りにレトロな電車に乗る。
窓を開くと風がここちよい。


        🍒      麦秋や窓を細めに琴平線




 

       雲の峰

     

 
      🐇     雲の峰強力楽器背負ひ行く


 一歩、一歩、踏みしめながら登って行く。
見ると楽器らしいものを背負っている。
山荘でコンサートを開くのであろうか。
雲の湧きつぐ連峰を背景にした句、生活必需品ならぬ「楽器」を背負っているところに物語性がある。    、、、と選評に書かれていた。


>平成4年の句。
私の人生の中で最も健康的な生活を過ごしていた時期である。
 



 

     登山

      

              (山径で出会ったうつぎの花)


     🐇    遭難図かかげこれより登山道


 俳句は発見(見つけること)であるとも言われている。
同じ場所で同時に同じ物を見ながら、一人は句にし、一人はやられたと思う。
思うのは書き止めていないからだ。
ヒトの脳は、外界の情報を長くは保存していない。
早く忘れて次に対処している。
揚出句、遭難図が出端を挫く。
その図が(かかる)ではなく(かかげ)、高くあげる、広く人に示すとして適格。
緊張感につつまれる。、、、、、、、と選評。


何十年も昔、穂高に登った?時の吟行句。





      聖五月

     


     🐇     をみなごの声透きとほる聖五月


 こんな句も作りました。
どなたかが感銘句に取り上げてくださった。
今から思うと何にでも手当たり次第の多作の頃。
平成4年。25年も前。
さて、ブログに載せるような句だろうか?


   ユトリロ展


        🐇    ふとコーヒー匂ふ五月のユトリロ展


 上の写真は昨日訪れた、東山魁夷を主に展示をしている、「東山魁夷瀬戸内美術館」の喫茶室。
瀬戸大橋、海を行き来する船が見えるすばらしいロケーションである。
展示室の階段を降りてくると、コーヒーの香りがする。
いつまでも居たい場所である。


平成4年に作句したもの。
どこでユトリロを鑑賞したかは憶えていない。
古い俳誌に、残っていた句。