よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

よひらひらひらの人気ブログ記事

  •      夏の蝶

                              🐇      翻るとき透きとほる夏の蝶                          (平成3年) 強い光に目で追っていた蝶を一瞬、見失しなった。 自分の句は細部にこだわっていると改めてこの句を読んで思い至った。 まあ、句づくりに行き詰った... 続きをみる

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  • 虎杖

        虎杖。さいたづま。みやまいたどり。 タデ科タデ属の多年草。日本全国の日当たりのよい山野に自生する。 太い芽茎は皮を剥いて山菜として食用になる。     ☆   幼な日の酸味かなしき虎杖よ    中村苑子 > 田舎で育った者には郷愁を感じるこの句。 野山を駆けて遊びまわり疲れた時、いたどりを... 続きをみる

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  • かじけ猫

    寒いこの時期に丸くかたまってかじかんでいる猫のこと。 な子、ストーブの前の箱の中でまさにかじけ猫の状態。 目が覚めると、まだ蒲団の中でまどろんでいる私を起こしにくる。 階段を後ろを見ながら、私がついて降りるのを確かめながらリビングへ行く。 石油ストーブの前に陣どって、ストーブを点けろとうながす。 ... 続きをみる

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  •     鯉の群

               🐢     水澄むや振袖着たるやうな鯉  水が澄む は秋の季語。 俳句ができない時はいつも栗林公園へ拾いに行く。 観光客が投げる 餌をめがけて鯉が集まって来る。きらきらと秋の日を跳ね返す水面が眩しい。まるで 錦鯉や金色の鯉が振袖を翻しているように見えた。 拾った!と思った句... 続きをみる

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  • 寒菊

    寒菊。冬菊。霜菊。 十二月~一月ごろ黄色い花をつける。 俳句では遅咲の菊が咲き残っているのを、そう云って詠む。 「日本の歳時記」より     ☆    冬菊の括られてまたひと盛り    横澤放川 > 頼りなげに見えてもまだ残っている勢  近所の、どの農も畑に花を植えている。 仏さまにお供えする花は... 続きをみる

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