よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

寒菊

寒菊。冬菊。霜菊。
十二月~一月ごろ黄色い花をつける。
俳句では遅咲の菊が咲き残っているのを、そう云って詠む。


「日本の歳時記」より
    ☆    冬菊の括られてまたひと盛り    横澤放川


> 頼りなげに見えてもまだ残っている勢 
近所の、どの農も畑に花を植えている。
仏さまにお供えする花は庭や畑で間にあわせているらしい。
年柄年中、花は絶え間なく咲いている。
今ほこのような菊をよく見かける。
四方に伸びきってまとまりのない茎を一括りにしているのを捉えた句。


    💌    冬菊や掃き清めゐる農の庭


    💌    焼け残りたる冬菊が灰の上