よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

2016年9月のブログ記事

  • 猫好きに軍配あがる温め酒

    な子の難しそうな顔。 私が玄関の外にいるとすかさず追いかけてくる。 でんだら村の長老みたいだ。       ✈    敗蓮や巡礼道に夕の鐘    「敗蓮」 季語       ✈    蓮根の穴から覗く紅葉山    蓮               蓮根の穴から、、、は類想       ✈    間引... 続きをみる

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  • 秋日和遠足の列すれちがふ

    良いお天気。 遠足の列に何回もであった。 何年生か知らないが、ある列は男の子より女の子のほうが背が高い。 まるで学年が違っているように、女の子の成長が早いのかな。 この列は遠見なので、身長はどうとも言えぬ。 高松に日銀の支店がある。 信号待ちで車が止まった。 近くの鉄塔が窓に映っている。 思わずシ... 続きをみる

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  • 風ひょうひょう月を鏡の翁面

    久ぶりのサンポート      ☔    お隣より鬼の子越しくる集団で      ☔    満月や土竜うごめく地の深く      ☔    マリオネットひとり月見て泣いてをり      ☔    小鳥来る外に出よ出よとうながしに      ☔    虚栗死ぬやうな恋に恋をして

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  • 我儘な飼い主猫の秋愁かな

    寺山修司が存命であったらどんな作品を書いていただろうと、ふっとそんなことを思った。 そして、私の人生の経験の浅いことを、思う。 狭い田舎町より、ほかを知らず安穏にいきてきた。 ある意味幸せだったかもわからない。 深くは考えないことにしているが、つくづくと、寺山の一生やあの時代を思うと、さみささがこ... 続きをみる

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  • 少年と少女の消える芒原

    な子は我儘がすぎる。 母さまがいなかったら泣いて泣いて火がついたように家の中をうろうろとする。 飼い主名利につくなかな~。 中国の西太后のように、枕をして椅子にふんぞり返っている。       🌻    銀漢をハリーポッター行き戻り       🌻    小鳥来る十丈はあらん空海像      ... 続きをみる

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  • あふれさせあり閼伽桶に曼珠沙華

    ほんとうに久ぶりの、散歩道。 買物の帰り、国号を曲がり我が家が見える所で車を降りる。 彼岸花があちこちの畦径に咲いている。        🌻    竹の春嵯峨野巡りの人力車        🌻    長き夜や駒転がしの婆と孫        🌻    秋の風無双窓開け羅漢堂        🌻 ... 続きをみる

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