よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

余寒

    

余寒、残る寒さ。
寒があけて後の寒さ。寒があけてもまだ寒さが残っていること。
春寒いは春にもかかわらず寒いという印象。ニュアンスの違い。


   ☆    鎌倉を驚かしたる余寒あり    高浜虚子


> 超 有名句。
(驚かしたる)は鎌倉幕府のある鎌倉は、天然の要塞であり、敵が攻め込むには難所と思われていた。
それが、幕府に不満を抱いていた 新田義貞がの挙兵の軍が背攻め込んで150年続いた鎌倉幕府が滅亡をした。
軍の侵攻に (驚いた)このことを踏まえて 句 の(驚かしたる、、、)になっていると説の一つになっている。


    🐇    登り来て峰の札所の余寒かな    


四国に住んでいると、お遍路さんは良き俳句の句材になる。
遍路をしていると至る所にこのような 遍路小屋 がある。
疲れた徒遍路の休憩場所である。
山中にある遍路寺は、平野部より二~三度は気温が低い。
そんな吟行句である。