よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

花 ❶

      

俳句では花と言えば 桜 のこと。
この花を詠むのは大の苦手である。


     🐇    友逝きて心敬と花見てをるか    


友というより尊敬をしていた方。
心敬の研究者であった。
身体があまり健康でなかったようである。
私が俳句を再開することに決心をして、彼の門をたたこうと思った時には、お亡くなりになっていた。
在家の僧侶であった。
癌を患っていたらしい。残念であった。
彼の最後のブログをよむと、心が透明で欲がなく、残っているこの世の人の幸福を心から気にかけていた。


「心敬」
室町中期歌人、連歌師。
心敬の連歌論は中世文学論の代表的なもの。


彼の供養になるかと、時に彼のことを偲び思いだしている。


      🐢    澎湃と谿風に乗り飛び落花