近所にこんなに綺麗な椿があったとは。
昨日の散歩の途中で見つけた。
遠い所まで、足をのばさなくとも、毎日が何かを発見する散歩道である。
この椿は八重椿。
側溝に落ちた椿で、小流れが紅く染まっている。
こんな景は初めてである。
桜なら花筏と云えよう。この椿の筏は何人が乗っても、沈みはしないであろう。
又、回顧になる。
慎 と良くここを通った。
このように、美しく椿が咲いている時に、通りあわせなかったのだ。
この里に住んで、十年。
今日は、回覧板が回ってきた。
町内会の総会の出欠のお知らせ。新年度になるので、役員の改正があるのだろう。
この里は、終の棲家とは考えていないから、今まで、役員が当たった時だけ、出席。
この団地が生まれた時から住んでいる人が、幅を利かせて、後から入って来た人間の意見には、耳を貸さない。
古い、世間知らずの、この団地が、生まれた時「@@@@のビバリーヒルズ」と呼ばれたそうな、、、その時の「@@@@ビバリーヒルズ」の心地よい呼び名が、忘れられないらしい意識が丸見えの住人達。後から来て、何を言うかのが言葉の節々に出てくる。本当にお目出度い話。むきになって、気まずくなっては、、、。黙して意見は云わぬ。
最初は 慎 が生きている間をここで、、と思っていた。
慎 が亡くなった今、この里をいつ出て行っても良い。便利なマンションに帰ろうと考えている。
総会も今ままでどうりに欠席。
古い人達を相手に、あくびをする会に出たくない。
*町内会費のことでこんなことが
「○ △ さんは、年齢で、町内の清掃に出れません。であるから、もし欠席の場合、三千円の負担金を、免除してあげましょう」と意見。
「それは、駄目でしょう。規約の決まりでしょう。前例になると、これからは、私も、我が家もと、誰も、清掃活動をしなくなりませんか」
私の発言。
町内、三百軒の内、六十歳以上の家が二百軒になっている、高齢者の団地。
あああああああ。年に二回の団地をきれいに掃除をするから、美しく団地は保たれている。
私の意見がとうり、金は払わないと云っていた人は、規約にそった会費を払ったそうな。
規約を、皆さんで考えて、変更すればよいのだ。
だから、総会は欠席。そうかい、そうかいな。