よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

梅雨晴れのダム湖畔

昨日は私が運動をやらないものだから、夫に誘われて(無理やり)ダム湖の周辺に散歩に出かけた。

時々、ダムに放流している水も、どこかで音がするばかり。

ダム湖の水位も少し下がっている。


   🐇   風死すやさゆるぎもせぬ森の木々


   👒   帽子脱げばなんと涼しき湖の風


ダムに架る橋の上からの、眼下の景。

青々とした田圃。

ここらは、決して広い田園とはいえない山合の集落。

整備された、道路が縦横に走り、イオン系のショピングモールがあって、車の運転さえできれば、ここぞ田舎住まいのできる素晴らしい里である。


   🐇   箱庭のやうな里山眼の下に


   🐇   麓より午砲聞ゆるキャンプ場


   🐇   湖の径日傘まはしてたもとほる


綺麗な紫陽花が咲いていた。

湖畔の別荘。

いつも、誰も使用している気配はない。

掃除は行き届いていいる。


   👒   山紫陽花どこかへニンフ隠れたか


   👒   梅雨晴れ間目的のなき山歩き


   👒   手鞠花野仏のお顔より大き


   👒   田村草二つ三つ枯れすすみをり


   👒   夏の森誰かどこかで息ひそめ


   👒   鴨足草煮炊きの後の見えにけり


   👒   高床を風吹き抜ける夏館.


   👒   手招きのやうな葉の揺れ合歓の花


頭の体操終わり。

夫が今日は大阪で同窓会。

蒲団の中で送りだすわけにはゆかぬ。

早く起きたのでリズムが狂い、頭の芯がぼーっとしている。