よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

おうりゃおりゃ緑の山に蹴鞠の谺

金毘羅さんの蹴鞠。

五月五日(子供の日)の、年中行事。

初めての蹴鞠鑑賞。


今日の頭の体操をハジメる。


   🌺   鞠を蹴る声おふありゃぁと緑さす


   🌺   思いかけぬ方へ鞠とぶ風涼し


   🌺   お遍路の立ちまぢり見る蹴鞠かな


   🌺   翻る蹴鞠衣裳や夏の蝶


   🌺   羅や透ける羽ごと蹴鞠の衣


蹴鞠の衣裳はとても美しい。

この後ろ姿の方の衣裳は新調をされたのか、最も綺麗だった。

責任者らしく、次々と鞠を蹴っているメンバーの入れ替えをする。

いつもは、巫女さんを務めている女性も中に入って鞠を蹴る。

思うように思うところに鞠はゆかず、なかなか続かない。

鹿の皮で作られていて、空気は余り入っていないようだ。


  🌺   緑陰へ転げる鞠や声はづむ


  🌺   風薫る大きなさざれ石座る


  🌺   少女すなる蹴鞠や風の緑かな


  🌺   子供の日子供に配る守り札


  🌺   襖絵は応挙の虎ぞ鐘おぼろ


  🌺   金毘羅の書院に春を惜しみけり


  🌺   緑陰に肩寄せ合ふて蹴鞠観る


想い出だけの写真が頭の体操に役だった。かなかな?

毎日、使わなければ何も出てこぬ言葉。


昼食の用意をねば。

夫は町内の一斉掃除を終えて帰る。

雨で三回、予定が変わった。

無事終了してご苦労様でした。