卯の花
狭い庭に植えている 卯の花 が咲いた。
山や森の野生の 卯の花 ではなく、品種改良をされた 卯の花 なので色が付いて薄いピンクががっている。
子供の頃の唱歌の 卯の花のににおう垣根に ほととぎすはやもき鳴きて あのなつかしい歌の中に出て来る 卯の花 である。
🎲 卯の花や雨きざす黒い雲のわく
しきりに雨蛙がなき出した。
午后からの天気予報は雨になっていた。たまに天気予報も当たる。
な子が小さい虫でもいるのか、足元をじっと見ている。
私の後を追っていたが、パソコンを打っている間、な子の相手をしなかった。
夫が用事を済ませて、外出から帰ってきた。
玄関の戸の開く音を聞きつけて、階段を降りていった。
「ニャアアー ヌヤアァーァー」
お帰りなさい、母さまが遊くれないの、と夫に訴えているよう。
聞いていて可笑しくなる。
「おおおーな子ちゃんただいま」
夫が云っている。
「ニャーアアアー ニヤーニャアンンァー」
なんとも可愛く夫に甘えているのが聞こえてくる。
この、な子を置いて、旅行にゆけますか?これが🐈か?尻尾を振って鳴かれると、メロメロになる。
🎲 猫の尾が足に触れゆくアマリリス
🎲 猫じつとハエトリグモのゆくえ追ふ
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