さすけ君
ぼくたんは九才のさすけ。
じっとおれないからやっと一枚、写真が撮れた。
お友達の家のガーデニングが綺麗だからと、電話があった。
そこで、出合った、もうひとりのお友達が連れてきていたさすけ君。
綺麗のガーデニングだこと。
バラのアーチを中心に据えて、周りに、色々な初夏の花をあしらっている。
これで、ベンチでも置いておいてくれれば、小半時は、ゆっくりくつろげるのだけれど。
心が洗われた。
昨日は息子を連れて、兄の見舞いに。
少し良くなったみたいだけれど、やはり、身体は動かず、何か云いたそうなのだけれど
あくびをしているように、口をひらくのが精いっぱい。
身内のことだけれど、あの紅顔の美男児、今でいうイケメンの兄が、こんな姿に老うなんて、何と哀しいことか。
息子が「おっちゃん、おっちゃん」と声をかけると、意識の奥で理解しているのか、涙ぐむ。
少しでも良くなって リハビリが出来るように祈るのみ。
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