よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

万両

道の端に咲いていた万両。
息子が、家を借りてこの辺りに住んでいた。
時々、散歩コースにあたるので通ることがある。
我が家は5LDKに納戸もある。
それでも、息子に一部屋を提供するには空いた部屋は無い。
しかも、道楽息子の世話は体力的にも気も使う。
家を借りて住んでもらう。
都会の住宅事情からすれば、贅沢と思うけれど、大の男の世話をするのはまっぴら御免をこうむる。
その、息子が借りていた家の石垣の裾に綺麗な万両を見つけた。
良く、手入れの行き届いた住宅街の一角。


お隣のお世話になった老夫婦の家は門が閉ざされたままになっている。
話の長い、奥さんにつかまると、さあ大変。
いつまでも離してくれぬ。
延々と向うにとっては云いたい、語りたい話もこ、ちらには聞いたり相槌をうつのも大変。
いつもお世話ににはなっているけれど、興味の無い世間話にお付き合いをするなは苦痛であった。
そんな、お年寄りに私はならないでおこうと思ったけれど、そろそろなりかけているのではないかしら。
そんな想い出の残る団地である。


    💐    石庭の隅万両の実の紅し


    💐    実万両恩師の声の恙なし