よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

若草から。。。。


                                        小便小僧とばす千尋の谿紅葉
            一点も翳りなき空鷹舞へる        
            里言葉交わすやすらぎ枇杷の花                 
            蟒蛇のやうな女と年忘れ
            石蕗の花木の香新し五重塔
            一番星狐夜遊び出る支度 
            窓を打つ紅葉の枝や嵯峨野線
            小鳥来る露天湯大き砂時計
            秋桜映画のロケ地巡る旅
            浜の名は淋代青い月の出て
            ふつてわく縁談秋の日のまぶし
            星の影ジャズの流れる深夜便
            星月夜足音ひびく甃
            巻尺がポッケに毛糸編みにけり
            居待月漁火数ふひーふうーみー 
            北風や出番待ちをる貫太郎
            枇杷咲けりいつものやうにさりげなく
            末枯や欠けた蛸壺二つ三つ
            思い立ちおはぎをお作る菊日和
            池普請高き石組現るる          
            マイグラスの青い小鳥や聖樹の灯
            水槽の河豚に一瞥されにけり
            人波の向ふに父が三の酉 


上手く移動するここができた。    
            


                          冬の日の眩し眼鏡をとりてみる

      冬うららあわあーあほうと烏啼く
         道に迷う。烏の啼き声が、私を笑ってあほーあほーと啼いているよう。
    
        冬ざるる水無き川に古き橋

        枯芒川も磧もうめつくし
     
        手にとれば冷たき桜紅葉かな

        冬萌の足裏にやさし土手堤

        霜枯や橋の陰なる大葎
  
        鶏の声アロエの紅き花さかり
          きれいな鶏を飼っている家だあった。

        もう蝋梅咲く庭垣間見て通る

        古時計に螺子巻く店主毛糸帽

        ぼろ市に出せば売れそうの店主

        ちゃんちゃんこパソコン喫茶出てきたる

 

         ☆彡    誰彼にビラを配りて師走かな

         ☆彡    青木の実郵便配達来た気配

    おそまつでした~。