よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

    茄子漬ける

         


      🐇      姑と住む心づもりの茄子漬ける


 核家族の進む中で、姑と住む生活設計。
その心づもりの手はじめに茄子の漬物を作るのは素朴な心の現れである。
何でもマーケットで買う昨今の味気なさは主婦が一番知っている筈で漬物くらいは手作り
にして、自分を育ててくれた母の味をも噛みしめたい、、、、作者の姑への真摯な情を感じる一句だ。
                           (昭和59年)
俳句を始めた本当に初期の句。
選評も有難いし、うぶであった家族作りを思い出す一句だ。