なんじゃもんじゃ
山径を登っていて気が付いた木があった。
白い花がまるで、雪のように咲いている。
繭玉とも
落ちてきた雲のかけらとも
白い煙とも
雪が積もっているようだとも
遠くからみると、霞んでいるよな、幻想的な花である。
帰って調べると、 なんじゃもんじゃ。 フタツバタゴ。
これが、面白い名前の なんじゃもんじゃ だったか?
今まで目にしていたかもわからないが、興味深くながめたのは、初めてだ。
調べたページでは、もっと大きな樹となるようであるが、この山のは若木で、三メートルから、せいぜい五メートルくらいである。
花もまだ着きがまだらである。
来年が楽しみ。
散歩はやらなくては、こんな花に巡り合えぬ。
あの 水戸黄門さんが、この花を見て、農民に
「花の名前は」 と尋ねたところ、はきりと言葉が聞きとれなかった 農民が
「なんじゃ:::もん::じゃ」と、質問を聞き返したのがはじまり。
「なんじゃもんじゃ」
と 黄門さんが云ってそれから なんじゃもんじゃ になったそうな。
真偽は定かでない。
ヒトツバタゴ と立派な名前も持っている。
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