よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

   着ぶくれ

                  

     
     🐇     着ぶくれて後ろ姿の検事正


 20年も前 法務省の出先機関にアルバイトで務めた。
転勤で高松へ来た。
高松には、学生時代の友人がいて、アルバイトに来ないかと声をかけてくれた。
一日に何回か裁判所へ書類を持って行くような仕事であった。
そこには検察庁もある。たまたま外出をする検事正を詠んだ句である。


法務省の月刊冊子があって、ここへの投句である。
友人から投句をやっても構わないとお許しを得て、投句をしていた。
何か、大会みたいなのもあり、その時は銅製の重々しい盾をいただいたこともある。
俳句からは離れていた時だけれど、俳句の血は脈々と流れていたと、今になって思い出す。
失念をしてしまった俳句がたくさん、、、、この句だけは憶えていた。