冬芽
🐢 御手植えの県の木冬芽恙なし
> これも言葉の経済効率が抜群。「お手植え」の一語で、かつて皇室のどなたかがここを訪れ植樹をなさった木がそこにあることが分かります。さらに植えたモノが「県の木」であるというのが、いかにもお役所的チョイスだなあ~というリアリティ。「冬芽恙なし」という平和で平穏な下五も、この句には絶妙な効果です。
この句も、昨日に続いて 夏井いつきさんの 俳句ポストで 鑑賞文を書いてもらった句である。
今読み返すと、プレバトと少し少し違うか?
いやいや、平明な言葉で、いわゆる情景が素直に映像化されているところは、いつきさんの、いつもおしゃっている事とかわっていない。
冬芽は、少し現在の季節と違うけれど、思い出した時に記しておく。
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