よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

花曇

     

花曇。養花天。


桜の咲く頃の曇り空。
花の空と白みがかった空が、一体となっている空。


    ☆    をとといもきのふも壬生の花曇    古館曹人


> 壬生という地名が生きている。


    🐇    救急車から見えたる宙や花曇    


認知症の爺に車をぶつけられて、救急車に乗って病院へ。
救急車はどこを走っているのか判らない。天井に近い窓から花曇りの空だけ見えた。