よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

若布刈る

             

若布刈。若布刈舟。       ( 鳴門海峡  土佐泊付近  )


冬の季語。
もう最盛のシーズンは過ぎた?今が盛りか? 
鳴門の土佐泊の辺りの海岸では布刈舟が沖から帰ってくる風景をみることができる。
港では大きな釜がぐらぐらと煮たっていて、舟から降ろされた若布を釜の中に入れる。
美しい緑色に茹で上がった若布を砂浜に干す。


よく訪れた鳴門の浜辺での風物詩であった。二十年前もの頃。


    ☆    若布干す香にむせびけり土佐泊    水原秋櫻子


    🐢    巨大船通過予報や若布干す    葉七子


夫の転勤で高松へ来て驚いたことは「巨大船の通過予報」がラジオから聞こえてきたこと。
昨今は聞かなくなったが、ちょうど今時分。
巨大船が通ると、大きな激しい澪で小舟は揺れるだろうと想像をした。
若布を刈っている小舟はどうであろうか>
箱眼鏡や長い鎌は、、、、、。