よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

酔芙蓉日傘たたみて仰ぎけり

買物に行く途中で見つけた農家の庭に咲いていた酔芙蓉の花。
いままで見た中で一番見事に咲いていた。
俳句の世界では、酔芙蓉は人気のある季語。
平安の頃から日本には咲いているらしい。


朝、莟の時は白。
少し莟に赤い筋のような色が付き始める。
今日の写真の酔芙蓉は開くと白い花に。
夕方になるにしたがって白からピンク色に変化する。
しぼんでしまえば、濃い紅色に。
花によると、ピンクの時が長いのもある。
朝ひらいて夕方にはしぼんでしまう一日花である。
このはかない一日花に、仏教の教えの諸行無常を感じ愛されるのかもしれぬ。
花言葉は   繊細な美  しとやかな女性
昔から美しい女性のたとえに、、、又、 芙蓉の雪の精をとり吉野の水の香を、、、なぞと旧制高校の校歌としてうたわれたり、、、、


買物の途中であったが、車を止めてもらって写真を撮った。



     ☆    枝ぶりの日ごとにかはる芙蓉かな   芭蕉


     🐢    酔芙蓉三日つづけて見に来たる    葉七