よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

百物語一番怖い人間社会

な子が中心の我が家の生活。

まだ捻挫した足が痛い。

階段を上り下りができない。

しかし、 な子の好きな缶詰が残り少くなくなった。

好きな餌でなければ、プイと横にむいて食べようとしない。

正直なところ、こうなると、うっとおしくなる。

我儘な猫がと思いつつ、根負けをするのは、飼い主の方。

足が痛いのを我慢して、猫の餌を買いに。


これは、な子が若い頃の写真。今に比べると、目がパッチリとしている。

ある、しりとり句会に「百物語」の題が出た。

調子にのって、出来た句を全部だした。

駄目なんだって。

すてるのは惜しい。

頭の体操の始まり。


   🎋   百物語民宿の外厠かな


   🎋   百物語一番怖い自分史ぞ


   🎋   百物語涙雨降る札所径


   🎋   語り部は狐狸の顔して百物語

   

   🎋   絵金の屏風背に百の物語

           (そびら)

   🎋   百物語童返りをしたる父


   🎋   百物語枕濡れてる遍路宿


   🎋   百物語白峰御陵に黒い雲


   🎋   水琴のふいに鳴りだす百物語


   🎋   未だ続く吾が人生の百物語


   🎋   百物語嫉妬まみれのこの世かな


   🎋   百物語自分が信じれない自分


   🎋   結界の向う花園百物語

      (入院中、一度、結界を越えかけた。看護師が私の頬を叩き夫が涙をながしていた)

           🎋   百物語先輩ずらしてでかい顔


   

「百物語」とは

怖ろしき事、怪しき事を集めて百話すれば、必ず怖ろしき事怪しき事がある。

夏の肝試しの行事として季語に定着した。


一番怖いのは人間。

反省を込めると百物語いくらでも作れる。

肝だめしをやらずとも、魑魅魍魎がうようよしているこの世の世界。