よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

    

朧夜。谷朧。草朧。水朧。鐘朧。


春の夜、何もかもがぼんやりと煙るように見えることを「朧」と言う。
夜の霞である。しっとりと潤った大気中で起こる現象である。


    ☆    風呂の戸にせまりて谷の朧かな    原石鼎


> 山国での生活。外風呂を想像した。生活に実感として詠われている。


     🐢    おぼろよの源内さんが煙管吹く    


     🐇    月朧電車で渡る瀬戸の海    


     🐇    朧かな不夜城のごと救急棟