よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

狐火

                                                                                         (   根来寺鐘楼)


   ☆    向かひ来ることあらざりし狐火は    茨木和生


> 「日本の歳時記」より
 そのとおりだなと思ってしまう、幻想的な句。


山野や墓地に青白い炎がちらつく現象を、古人は狐が口から吐く火だと見た。
原因は人骨や獣の骨の燐が放つ微光だと言われるが、狐火と見るから詩が生まれた。
私などは、子供の頃、墓地に近ずくな、狐火がこわいぞ お年寄りに脅された記憶がある。


しりとり俳句で 狐火 を何人かと繋いだ。
しりとり俳句 、、、最近は不調である。


    🍒    狐火や一句賜りたく候     (狐火)


    🍒    鳴門までひとっ走りや小春凪   (る のしりを取る)
    
    🍒    福引や一等賞の小さき箱    (引)


    🍒    かじけ猫ルンバに追れをりにけり    (猫)


    🍒    明け方の夢や豪華な避寒船    (夢)


              🍒    雪連れて北の国から大統領    (雪)


               🍒    いけずねえでも別れられない寒の紅    (い をしり取る)