よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

十月の森の声聞きく座禅石

10分も歩けば低い山裾の森へ行ける。
犬がいた時は散歩がてら森を散策したのだけれど、今は恐くてひとりでは行けない。
猪がいるそうだ。
見たことはないけれど、猪が掘った後はそこ、ここに見てとれる。
一度犬と近くまで行ったことがある美しい藪がある。
春には筍が生える。
人間が見つけるより先に猪が筍を見付けて食べているそうである。
ここ森は市の所有地。筍のシーズンには軽トラが何台も止まっている。
筍堀の人が来ているらしい。ちょとした小遣い稼ぎかも。



山有り。池有り。渓有り。
もっと整備をすれば本当に美しい森であるのに、とても散策をする気にはなれない。
夏は草が茫々。秋は落ち葉が積んでいて、足を滑らせてしまう。
土曜日はこの山に登るサークルのようなものがある。
一度参加をしたいと思っていたが、心臓に無理をかけてはいけないのでそれも、叶わなくなった。
     
      🍂    小鳥来る睡蓮池の碧き面


帰り道、この美しい実をみつける。
調べると判明するであろうが、このまま知らないでおく。
この実は昔から秋の実の中でも好きな実のひとつ。
透きとおるような紫と碧色。
一度摘んで持ち帰ったけれど、家に帰るまでに萎れてしまった。
野に置いておけということだろう。


      🍂    木の名前札に書きあり薄紅葉