よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

秋天や瀬戸に赴任し良かったと

久ぶりの四国村。
四国村へは行ったことの無いというYさんを伴って訪れる。
最近は観光客が増えている気がする。


     🎴   小鳥来るチチツツリリとチィチィーと



阿波の、添水唐臼の小屋を見て丘を下ってくる辺りにこんな景があったとは、見忘れていたのか、それとも認知症か?
郷愁を誘うこの景色に出会うと、四国村はいいな~。


     🎴    一幅の墨絵の瀧の轟けり


残念ながらこの句は今年の夏のしりとり俳句。
捨てるには惜しいが、ここで甦えらせた。


     🎴     色鳥や突とひらける山の池


流政之さんが作った近代的な池が目の前に。
古い古民家と溶けあっている。
違和感のない風景だ。


    


     🎴    ばったんこ谺を返す四国村


     🎴    蹲や秋水豊かに表面張力


     🎴    鹿の声青い阿波石組む疏水



いっしょに訪れた娘のような友は、
讃岐に赴任してよかったと、言う。
一流企業の四国支店長を務める彼女の口から聞くとうれしくなる。
美人で頭が良くて、若くて、、、いいな~。


     🎴    電話切ったあとの夜長をしみじみと


     🎴    サヌカイト叩けば律の風の吹く


そりゃ、寂しいだろう。単身赴任だと。