よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

新米のおにぎり五本の指愛し


ベッドから見ていた景。
雲はもう秋。


テレビは SMAP とオリンピクのことばかり。
俳句を考えるのだけど、何にもわいてこない。
考えては駄目なのだ。
つぶやけば俳句でなければ、、、、。
  

     ✾    お見舞いの白桃を剥くひとりの夜


     ✾    孫のようナース爽やか「おはようさん」


     ✾    夜の長し手術の傷の跡痒し


     ✾    星流るどこかで誰か泣いてゐる


点滴がどうのこうのの句はあまたある。
入院した日から、点滴はしたまま。
横になってばかりだから、首と腰が痛い。
この椅子に座れば、テレビが小さくて見えにくい。
家が一番良い。


先生も看護師さんも皆良い方ばかりだったが。。。


    ✾   窓の向ふは虫の世界に違ひない


高階では虫の音は聞こえなかった。