よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

遠望に白き巨船や大花野

 🐎  彼岸花吾に嫌いな言葉ひとつ

曼珠沙華

露草。吾亦紅。釣鐘人参。赤のまま。背高あわだちそう。

富士薊     🏇   摘めば棘あり富士薊野に置けよ

鶏頭と数珠玉     🐎   数珠玉や絵手紙二通もらいけり

えのころ草とこの花なんだろう?蔓がのびてピンクの可愛い小花が。
他に、嫁菜の花。相撲草。
     🐎   猫じゃらし素直に風をやりすごす


近所の池の周囲を散策すると、たくさんの秋の草花を収集することができた。
楽しいこと、楽しいこと。
元気が嬉しい。


私くらいだ。
昼間、ほっつき歩いているのは。
皆さん、お家で何をしているのかしらね~。

吾亦紅。   🐎   吾亦紅癒えて試歩なる径かな


       🏇   岸壁へ鰡の大群手でつかめ


       🏇   こじんまりと白木の鳥居蕎麦の花


       🏇   燕去ぬ岬に残る狼煙台


       🏇   木瓜の実や吾を探せる猫の声


       🏇   朝からけたたましい猫木の実降る


猫好きに軍配あがる温め酒

な子の難しそうな顔。
私が玄関の外にいるとすかさず追いかけてくる。
でんだら村の長老みたいだ。


      ✈    敗蓮や巡礼道に夕の鐘    「敗蓮」 季語


      ✈    蓮根の穴から覗く紅葉山    蓮
              蓮根の穴から、、、は類想


      ✈    間引菜の山のやうなを洗いけり   間引菜


      ✈    連絡船舳先を回す秋夕焼    秋
                               *            鬼ヶ島行きの渡船や秋夕焼
                     
                      ✈    新松子地球はいつも廻りをり    松


      ✈    渋柿を剥きしねばりの掌    柿


しりとりから生まれた。
ああ今回も句会に出席できない。


秋日和遠足の列すれちがふ

良いお天気。
遠足の列に何回もであった。
何年生か知らないが、ある列は男の子より女の子のほうが背が高い。
まるで学年が違っているように、女の子の成長が早いのかな。
この列は遠見なので、身長はどうとも言えぬ。


高松に日銀の支店がある。
信号待ちで車が止まった。
近くの鉄塔が窓に映っている。
思わずシャッターを押す。

       
     🍂     峰寺に今宵の泊り暮れの秋


     🍂     秋うららボランティアなる紙芝居


     🍂     大花野迷子になりし弟よ


     🍂     赤とんぼ母となる日を数えをり


          


風ひょうひょう月を鏡の翁面

久ぶりのサンポート


     ☔    お隣より鬼の子越しくる集団で


     ☔    満月や土竜うごめく地の深く


     ☔    マリオネットひとり月見て泣いてをり



     ☔    小鳥来る外に出よ出よとうながしに


     ☔    虚栗死ぬやうな恋に恋をして

我儘な飼い主猫の秋愁かな

寺山修司が存命であったらどんな作品を書いていただろうと、ふっとそんなことを思った。
そして、私の人生の経験の浅いことを、思う。
狭い田舎町より、ほかを知らず安穏にいきてきた。
ある意味幸せだったかもわからない。
深くは考えないことにしているが、つくづくと、寺山の一生やあの時代を思うと、さみささがこみ上げてくる。


今日も下手な俳句を作り、自己満足をしている己が哀れだ。
それ以外の楽しみがないので、諦めと憐憫をかみしめる。
しかし、底の浅い、俳句だ。



    🎡   「暫」の歌舞伎看板冬近し


    🎡   弁当にハ-トの田麩とプチトマト


な子の可愛いこと。
   
    🎡   粗相する老いたる猫や木の葉髪


              🎡   さもあらん色鳥七難もつと云ふ


    🎡   豊年や松の木残る一里塚


な子、トイレの外におしっこをまかしてばかり。
毛をすいてやると、ぬけてぬけて、猫にも木の葉髪の季節があるとおもえば可笑しい。