よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

ぼろ市やダリの画集に薄埃

                    ☆彡    煮凝や夜は天窓より忍び寄る


        ☆彡    一両電車に驚く冬の旅人ぞ


        ☆彡    ドロップの缶落ちてゐる花野かな       


                             ☆彡    誘はれても老人会の年忘れ


        ☆彡    サンタクロース爪キラキラと光をり


        ☆彡    冬休み朝から晩まで薪を割る


        ☆彡    ねんねこの坊の名忘れ「おおいいこ」


   





                 🌷    年詰まる精算せねばならぬ嘘


     🌷    室の花愛しているとインコかな


     🌷    ぼろ市の売り物みたいな店主かな


     🌷    鰤起し土間にころがる一升


               


              🌸     歳晩やあちこち赤い色あふれ


        🌸     登り行く石段赤き藪柑子

若草から   NO  6

 🐢    牡蠣割りを見たけれや午前中にきな     
             牡蠣屋のご主人が言ってくれる。


  ★       牡蠣小屋や生コン工場のごとき音


  ★       牡蠣洗ふ大きミキサー唸るをり


  ★      お日さまのご機嫌よくて牡蠣豊か
      
  ★   牡蠣舟のエンジン軽く帰りく


  
    
この辺り、漁師町の方々、男氣があって、皆さん明るい人達。目上を大切に働いていらっしゃる。
お天気の良い日に、食事がてら、牡蠣小屋が並ぶ海岸通りへ行く目的を見つけた。
(*^▽^*)


       ☆彡    白々し師走の閻魔さまなれる


       ☆彡    襟つかし舞妓寒空来たりけり


       ☆彡    金銀の星の点滅聖樹の街



          彡       数え日の見るでもなく手見てをりぬ
            
          彡       影冴ゆる二人に明日なき別れ


          彡       夫婦して白味噌が好き蕪汁


          彡       菜の花がもう咲いてゐる麻植郡


     
          ⁂       お局のをらね女子会河豚汁


若草から   NO  5

1月1日
🌸 初詣夫婦で杖をつき行けり


        すれ違う子が持つ黄水仙


        宙あおぎ鳴く猫に恋はじまりて


        
お頭悪くなっている。
ルールを午前中に把握したつもりだったけれど、早や忘れていた。  (-_-)/~~~ピシー!ピシー!


      🌸 初風呂や窓より見える瀬戸の海


         酒の肴を用意す炬燵


         入学式の服親子で買ふて


しかし、憶えると、面白い。
病みつきになるであろう。


         ☆彡   絵蝋燭苞にいただく冬暖か


                                ☆彡   歳晩の部屋に片身をせもふして


         ☆彡   楪や歴代猫の名は葉七子




1月2日
歳旦三つ物
     🌸 読初や棚から出しく悪の華


        室咲きの花並べる出窓 


        散歩径野蒜まだかと探しゐて


     
      🌸参道は土の径や初詣 


        笹子鳴く声を聞きつつお神酒


        春の海に沿ふカーブ電車曲がりて
          


難しい、昨日と違って今日は。24時間分、年がゆきました。。 "(-""-)"


       
        ☆彡   ぽっぺんや猫が小首をかしげをる







        

若草から   NO4

                        ☆彡    バリ凧の揚がつてをりぬ瀬戸の海


       ☆彡    しばし見るまこと見事に蓮枯れ


       ☆彡    狼とも犬の遠吠え真夜覚めて


       ☆彡    山映る池打ち放す初ゴルフ


       ☆彡    初競りの鮪三々七拍子


       ☆彡    ラジオ体操松過ぎていつもの顔が


       ☆彡    霜の夜やラジオからもる笙の笛


し@@りからできた句
           おそまつでした。


        🍒  良寛忌紙風船をつきもして


        🍒  三面鏡いま編み上げし毛糸帽


投句の場所が違うとひっかから無い。  ( ?_? )


2016 1 3
        ☆彡   かじけ猫寝まるか食ふか日に二つ


        ☆彡   太箸で高く持ち上げたるうどん


        ☆彡   会津八一の銘ある除夜の鐘の音ぞ


ああ、へたな俳句 いやになる。こんなの句。
今日は一日、何もしないで、テレビの前でうとうととしていた。


ブログもパスしようと思ったが、今まで一日ま休まなかったから、このページだけでも
書こうと。。。


    🌸 歳旦三つ物
      吾焼きし皿にもりたる草石蚕かな


      時忘れ凧あげゐる親子


      遠回り蠟梅の香に誘はれて


   おそまつ、今晩はもう寝よっと  ( -"- ) 


 2015 12月     
            木の葉髪いまだに迷ふ子羊よ

      練炭の熾りて客を待つばかり

羊と 練炭 を繋ぐ。 この言葉がなかったら、作れなかった句。

 




若草から   NO3

           凍て蝶や生まれきてある運不運


           左義長の一里四方に見ゆ焔


                            トロ箱に根深太らせ漁師町  


          残り福もらひに明日天気なれ


          泣く子振りきって仕事に霜の朝    


          雪しまく余部鉄橋見上げけり     


            寒紅を濃く背のびする三面鏡    


                         新しき名刺できたと初電話


              ハンセンの島近くて遠き冬銀河


                     椿咲く繰り返し聞くイムジン河


         萌えはじむ芝図書館へ予約票


         冬の蠅のらりくらりと逃げおほす


         闇鍋やうぬぬあれれれ声のして


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