よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

    鯉の群

    


      🐢     水澄むや振袖着たるやうな鯉


 水が澄む は秋の季語。
俳句ができない時はいつも栗林公園へ拾いに行く。
観光客が投げる 餌をめがけて鯉が集まって来る。きらきらと秋の日を跳ね返す水面が眩しい。まるで 錦鯉や金色の鯉が振袖を翻しているように見えた。
拾った!と思った句。
中には70センチもあろうと思う銀色の鯉も混じっている。


     

 別の池では、一匹一匹の鯉が静かに泳いでいる。
水面に散った紅葉を時々、鼻の先で押して泳ぐ。