よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

桐の花

   


    🐢    桐の花散りてこんなに良き香とは    


桐は大きい木である。
花はいつも仰ぎ見るばかり。
ダム湖の辺を散歩していると花が散っていた。
五センチばかりある。蘭の花に似た舌をもったような花である。
良い匂いを辺りに放っていた。

朴の山

  

           🐢    谷の向ふから朴の花匂ひきし    


    🐢    鳥と吾のみ朴咲ける山ん中    


先だって吟行に行った弥勒公園の辛夷の丘。
ここに朴の木が四~五本ある。
15日締切で今日は早くも選をして下さった。
辛夷の丘は公園の本道から岐れ、谷に沿った径を登って行く。


推敲に推敲を重ねた。
そして、易しい言葉で言い切る。


師の注意書に
一 < 肩の力が入りすぎ。そのため句が意味不明。
二 < 落とした句の多くは意味不明の句。俳句以前の問題。


くわばらくわばら、今回は選に入ったものの、いつも意味不明の作句だ。
ちなみに落ちた句は  > 渓音の聞こゆ杣径朴の花、、、言い尽くされた言葉。説明。
後から気づく、いつもながらオソマツな句だ。全体はみえるが、云わずとも、隠くされ見えないものが何か?が無い。
           🙇



五月の風

                 


     🐇    神輿蔵五月の風に開けをく    


     🐇    陽炎や駆け出しさうな馬の像    


つくづくとこの神馬を観察した。
何故?
三本足で立っていることに感心をしたのである。


五月の風はほんとうに爽やかである。
心も身も洗われる。
暑くなく寒くないこんな日ばかりだと良いのに。
北の国の牧場を🐎に乗って疾走をすると素敵だろうな~・。


    🏇    風に乗り馬駈けささむ緑の日

熊谷草

         


   🐢    熊谷草杖借りてゆく森の奥     


   🐢    ゆらゆらと木漏れ日ありぬ熊谷草    


ラン科の多年草。竹薮や山林に自生し群落つくることがある。
花硬が伸びて、淡黄緑質に暗黒紫の斑点のある四弁と、袋状の二弁とからなる大型の花を一つ開く。
その姿を海中に扇を上げて敦盛を呼んでいる「熊谷次郎直実」の、背中の母衣に見立てるてこの名前が付いた。


森の奥に咲いていた熊谷草はフェンスに囲まれて大切に守られていた。
自生の熊谷草は珍しくなっているのであろう。
偶然に出合ってから毎年、見に訪れるが、ちょうど良い時にめぐり合えない。
今年も残念だけれど、咲いていなかった。
カメラに収めることは叶わなかった。


豆ごはん

     


    🐢    それは良かった夫の口ぐせ豆ごはん    


ご近所さんからグリーンピースを沢山にいただいた。
早速、今晩は豆ご飯を炊こう。


    ☆    妻のことほとんど知らず豆の飯    戸栗末廣


> 何十年も連れそっている夫婦でも100%理解しあっているかと云えばそうではない。
俺の留守中、妻は何をしているのか? 旦那さまはふーと思うことがあるやもしれない。
家庭の平和は知らぬ存ぜぬ、、何かあれば責任は俺が取る、そんなところで保たれているのだろう。どこの家庭内も。