よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

風涼しご詠歌流れるケーブルカー

布袋草が咲いていた。

八栗山へ登るケーブルカーの駅の前にある源氏池。

うす紫の淡い色で咲いている。

今まで、どこで見たより、きれいな布袋草であった。

今日たまたま、見たこと。

カーブルカーの駅前に 蕎麦処 がある。

昼の食事時間であった。

おばたりあんが、蕎麦屋の前に車を乗りつけた。

(私も負けず おばたりあんである。)

店の前に車を止めた。

店の中から、人が飛び出して来て

「ここは、車椅子の方も出這入りしますから、駐車場に車を止めてもらえませんか」

と、声が聞こえてきた。

「うゥん もうー 」

と声がした。

見たところ、高価に見える洋服を着ている。友達であろうか二人連れ。

それなりの生活レベルの人のようである。

駐車場は、蕎麦屋にもあるし、もし満杯でも、ケーブルカーの駅の駐車場は広々としていて、どこへでも止めることができる。

「うゥん もうー」

なにが、面倒だ。ほんの数十歩の距離ではないか。


ああ、いやだ。私も日常生活でいかにも「おばたりあん」みたいな行動をしているかもしれない。

人の振り見て我が振り直せ これだ。


ケーブルカーで八栗山へお参りに。

いつもだと、参拝道を三十分くらい杖をついて登るのだけれど、暑いものだから、ケーブルで。

開いた窓から涼しい風は入ってくる。






私のおさかなちゃん

今日はブログのメンテナンスがあって、あっちのブログは書くことができぬ。

さて、何を?と思ったら、ここがあるじゃないか。

認知症ぎみだから、忘れていた。


暇な時に作った、おさかなちゃん。

ヒラメにみえるかな~。

このお魚たち、私はとても愛している。


作る前の、布選びが一番楽しい。、この布がたまたまあったから、こんなヒラメが生まれた。よくあったね。

鰭がアイデアだよ。

厚手のカーテンの余りを、カーテンやが持って来た時、アイデアがひらめいた。


小魚は二十匹くらいあるけど、このお魚ちゃんは、誰でも、作って飾っている。

手芸店などでも良く見かける。

自分が作ると愛情がわいて、一番よく出来ていると思う。

これこれ、すぐ自慢すくせは悪いよ。

でも、皆そうだよ、好きでお針をやっている人は。

ペットだって手芸だって、自分のが一番好き。 (*^▽^*)

雑種の🐩も雑種の🐈も、他人が飼っている、血統書がついたのより、自分ちのペットが一番可愛いようなもんだね。


もっと大きい、鮭君もいるけど、今度の機会に登場をしてもらおう。



歳時記のカバー と 手帳にカバー。

電車の中で、本を読んでいる人を見かけると、いつも、何を読んでいるのか覗く、悪い癖があり、反対に自分も隠さなくてはという思いから、本には、カバーをする癖がついた。

夫にも、プレゼント。

重宝しているみたいだ。


   🐟   朝曇洗濯干して外出だ


   🐟   猫どこかへ隠れてしまふ暑さかな

        な子、部屋の隅の暗いテレビの裏へお隠れ遊ばした。


   🐟   じりじりと暑くなりさう甍かな


   🐟   老鶯の窓辺に鳴ける朝かな

         鶯と犬の遠吠が聞こえる。

         どこんちの犬かな?お天気だから、散歩したいのかな?

      


朝顔の仲間でしょ!


散歩の途中に咲いていた。

朝顔の一種だとおもうなだけれど、何てんの?

昔からある、朝顔に色はそっくり。

深い紫で、花びらが大きい。

花の寿命は長く、秋の終わり、もっと寒くなっても、一輪、二輪と咲き残っているのを、見かける。

外国からの輸入朝顔なんだ、多分。


捨てている、小型トラックを覆わんばかりに咲いていた。

ここ、栗林公園に裏門に行く道路ぶちにある空き地。

市内の一等地と言っては?まあ住宅地にすると閑静で、しかも、便利な所。

色々、複雑な世の中であるが、空き地にしておくはもったいない。


梅雨だというに、傘を持たずに出かけて、濡れちゃった。!


   ⁂   梅雨曇り手もちぶさたの土産店


   ⁂   その中に物知り爺さま夕涼み


   ⁂   たちまちに睡蓮池に雨の脚


   ⁂   ひねくれと呼ばれる松や梅雨激し


   ⁂   やぶ蚊待て食うなシャターチャンスだぞ


   ⁂   病葉の浮く潦雲流る


そんな、今日の散歩でした。

おうりゃおりゃ緑の山に蹴鞠の谺

金毘羅さんの蹴鞠。

五月五日(子供の日)の、年中行事。

初めての蹴鞠鑑賞。


今日の頭の体操をハジメる。


   🌺   鞠を蹴る声おふありゃぁと緑さす


   🌺   思いかけぬ方へ鞠とぶ風涼し


   🌺   お遍路の立ちまぢり見る蹴鞠かな


   🌺   翻る蹴鞠衣裳や夏の蝶


   🌺   羅や透ける羽ごと蹴鞠の衣


蹴鞠の衣裳はとても美しい。

この後ろ姿の方の衣裳は新調をされたのか、最も綺麗だった。

責任者らしく、次々と鞠を蹴っているメンバーの入れ替えをする。

いつもは、巫女さんを務めている女性も中に入って鞠を蹴る。

思うように思うところに鞠はゆかず、なかなか続かない。

鹿の皮で作られていて、空気は余り入っていないようだ。


  🌺   緑陰へ転げる鞠や声はづむ


  🌺   風薫る大きなさざれ石座る


  🌺   少女すなる蹴鞠や風の緑かな


  🌺   子供の日子供に配る守り札


  🌺   襖絵は応挙の虎ぞ鐘おぼろ


  🌺   金毘羅の書院に春を惜しみけり


  🌺   緑陰に肩寄せ合ふて蹴鞠観る


想い出だけの写真が頭の体操に役だった。かなかな?

毎日、使わなければ何も出てこぬ言葉。


昼食の用意をねば。

夫は町内の一斉掃除を終えて帰る。

雨で三回、予定が変わった。

無事終了してご苦労様でした。



  


   


ないしょごと猫に聞かせる夏の月


その時は気が付かなかったけれど。

慎ちゃんにもこんな元気な時があったんだ。皆、みんな幸福であった。

小豆島のホテルの裏庭。

そのままゴルフ場に通じている。

2009年の三月。

水仙の花が咲いていた。


   ☔   おもかげや梅雨なれば梅雨の想い出


   ☔   野良犬に餌を用意する夏の夕



な子も前後して同じフイルムに収まっている。

な子も若い。


   ☔   老猫の野ぶとき声や梅雨籠り

         毛なみも今に比べてふさふさしている。

         この頃は声も若かった。可愛いかった。      

         齢が重なると猫の声を文字にすると濁点になる。


   ☔   梅雨曇人見しりする猫隠れ


   ☔   半分を猫に食べられ水羊羹

         アイスクリームやケーキ、甘い物が好き。


   ☔   梔子の咲く庭猫が三四匹


   ☔   半夏生濡れ縁に猫のびてをり   


   ☔   明易し目覚まし代わりの猫の声


   ☔   猫の目の奥に吾ゐる夏の星


今日の頭の体操。

今の季節、夕方を待って 慎 を散歩に連れて行った。

スコットランドが故郷の 慎 は暑さが事の苦手だった。