🐢 朴の実の色づくは未だ先のやう
2016年に投句をして選にかかった句。
昨日は公園へ朴の実を見に行った。
まさに、この朴の木で詠んだ句。
平明で、てらいのない省略というより、素直に心情を現した句と自分でもこの句を読んでいて、初心に戻らなければという思いを深くした。
🐢 朴の実の色づくは未だ先のやう
2016年に投句をして選にかかった句。
昨日は公園へ朴の実を見に行った。
まさに、この朴の木で詠んだ句。
平明で、てらいのない省略というより、素直に心情を現した句と自分でもこの句を読んでいて、初心に戻らなければという思いを深くした。
🐢 快気してなにはともあれ栗おこわ
山道を行くと毬栗が落ちていた。
昨日の颱風で落ちたのだろう、いつもは毬の中に栗は入ってない虚栗ばかりだが、実が入らない青いまま、辺り一面に落ちていた。
湯気のたっている赤飯の中から栗が飛び出す、栗おこわは大好きだ。
🐇 不知火やナーガールジュナは蛇の神
🐇 不知火や無人の舟に櫂の音
🐇 不知火や静かに寝ろよ子盗くる
自分も不知火は見たことが無い。
八代海と有明海の沖に旧歴八月一日前後の深夜に無数の火が明滅してゆらめき動く現象をいう。
俳句ポストに投句をして入った句。
想像の句。虚の句。悪いことではないけれど、、、、強さも臨場感も無い言葉遊びにすぎない。
🐇 猿の腰掛ひなが谺と話をり
🐇 猿の腰掛ときをり名しらぬ鳥が来る
🐇 猿の腰掛コロボックルが座りをり
🐇 猿の腰掛空のかなしび喰ひ太る
写真は石鎚山。
石鎚にある裸木を想像して詠んだ句。天にも地にもならなかったが。。。。
五~六年前は、夏井いつきさんの俳句365の兼題に投句をして、勉強をさせてもらった。
再度、投句をして固まりかけた頭に刺激を与えなければ。
🐇 翻るとき透きとほる夏の蝶
(平成3年)
強い光に目で追っていた蝶を一瞬、見失しなった。
自分の句は細部にこだわっていると改めてこの句を読んで思い至った。
まあ、句づくりに行き詰った時は写生句をやっていれば間違いない。
パソコンでこんなに透き通る蝶々を見つけた。
美しい蝶々だ。