よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

つまし草。田芹。根芹。芹の水。芹摘。


     ☆    芹の香や摘みあらしたる道の泥    太祇


>芹を摘んだ後に漂う芹の香り。
        (日本の歳時記)から
芹をつんだ後のその辺りの踏みしだいた時についた泥ではなく、香りに焦点を当てている。こいういう鑑賞のやりかたこそが勉強になる。


     🐢    母に似て短き小指芹を摘む    葉七子


子供の頃、母と田芹を摘みに行った。
竹の笊に山のように摘んでも料理に入れると消えてしまう。
家族全員が芹が好きだった。
冷たい水の中から摘んだ芹、、、、すき焼きと決まっていた。
遊んでいても、母さんが
「芹を摘みに  い。こ。」
遊びを放っぽり出して、芹摘みに加わった。