よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

あ! 今年初めて 杜鵑 が鳴いた

七月一日  午前十一時

坂を降りて行くと、20分で駅に。

この団地に住んで10年が過ぎようとしている。

マンションで犬が飼えないので、一生懸命さがしたのがここ。

慎 と毎日歩いた散歩道。

行きは良い良い帰りは怖い。

登り坂になるので、私も慎もおくたびれ。

慎が綱を引っ張てくれていたことを、慎が亡くなって独りで歩いて気がついた。

老人には、暮らしにくい町だ。

マンションにいつか戻ろうと思っているから、リホームは最低しかやらぬ。

中途半端な家に中途半端な生活をしている自分を顧みてなんで?っておもうことしばしば。

慎がいなければ、健康管理はおぼつかなかった。

それでここに不自由をかこちながら、住んでいる。

まあ、今の健康はここで培われたことだ。きっと。

元気だった慎ちゃん。

ああ生きていたらと、、、、

散ってしまったが玄関の皐月。

この皐月は余り見かけないから、私なりにあいしている。

皐月の愛好家は五万といるから、そう珍しくないかもしれないが、、、、


しりとり句から


   🍆   夏野菜に並びアボガド売られをり


   🍆   ひと日縫う座布団カバー梅雨に入る


   🍆   ハイビスカス琉球土産のガラス瓶


   🍆   白靴の少年竹刀抱えゆく


   🍆   キンコンカンとドアベルが鳴る夏来たる


   🍆   料亭の裏に魚魂碑月見草

なんとまあ、へただね。



ホトトギスが鳴いた。

待っていたんだ。

紫陽花 三昧

このページにでも、載せなかったら、反故になってしまう写真たち。

白い紫陽花は漢字で書くよりにらがなで「あぢさゐ」と書いたほうが、感じとして良い。


   🎻   雪よりも白いあぢさゐとも覚ゆ


又この紫陽花の深い碧。

開ききらない花びらが綺麗だ。それが、重なって碧さを増している。

   

   🎻   紫陽花の藍より出で藍より碧


少し枯れかけた紫陽花。

この紫陽花が一番すきだ。

花の盛りの時に見たかった。

ブイブイが、花びらの上で溺れかけている。

美しさに目がくらんだのかも知れない。


   🎻   四葩咲くふとなぜか小野小町よ



これだけ紫陽花が咲いていて、少しも匂わない。

鼻を花に近づけて、香を聴こうとするのだけれど、駄目であった。


   🎻   紫陽花や野を来て風は通り去る

松葉牡丹ポニーテールの細き首

私の好きな松葉牡丹。

こんな、今までみたことの無い、まるで槿のような松葉牡丹。

槿の一種の底紅のようである。

爪きり草とも言う。

葉を爪で切って、地に挿しておくと、芽を出す強い花である。


   👼   松葉牡丹姉みごもりて美しく


   👼   松葉牡丹よちよち歩きの児の帽子


   👼   松葉牡丹おしめ未だする児が駆ける


   👼   太陽と松葉牡丹と水筒と


   👼   松葉牡丹ブレーキのなき三輪車


頭の体操終了。

   

   🍅   竹夫人客間の隅に置かれをり


   🍅   皐月闇お稲荷さんに灯が点る


   🍅   砂日傘仔犬三匹お留守番


   🍅   首振りてサインを拒む雲の峰

きのうのしりとりから。



日盛りといへど涼しき公園

毎朝、な子に夜が白らみかけると、起こされる。

リズムが狂って、今日はベッドで本格的に昼寝をした。

それでかしら、日にちが変わった今、目がさえてしまった。

一昨日、国営満濃公園で撮った写真がある。

日記がわりのこのページに残しておこうと、、、、!


お花が綺麗だ。

高い場所から、眼下を見る。

公園は起伏があり、これは、散策するのに楽しい。

小山を登ると、いきなり子供の遊び場があったり、パンを焼く窯があったり、ここも、来るたび発見がある。


捩花を見つけた。

綺麗に植栽された、花も良いが、丘の斜面に咲いていた野の花も可愛いい。



   ✈  片膝をつき愛でにけり捩花


   ✈  五月晴れ野草教室開きをり


   ✈  文字摺草絵手紙書いてみたきかな

本格的な夏だというのに、もう桔梗が岩陰に咲いていた。

可憐で、紫のこの花も好きだ。

しかし、場所と、季が違えば趣も変わってくる。

逞しい花に見えるではないか。


   ✈   かたまりて桔梗の家族とも思ふ


   ✈   風涼し丘の向ふに白い雲 


   ✈   折り紙のやう桔梗の莟みかな

           (きちこう) 

   ✈   夏の雲おとなもこどももみな元気


 

ひょっと、目に飛び込んできた うつぼ草。


   ✈  幸福と不幸となりふ空穂草


   ✈  空穂草姉さま被りのパン職人


   ✈  風が運ぶ園内放送苜蓿


真夜中の頭の体操。

暑くても、犬は元気?じゃない

満濃公園に紫陽花を見に行く。

見事に紫陽花が咲いていた。

二万本、咲いているそうだ。

色々な種類が咲いているが、主だって咲いているのは、昔から、見慣れた種類である。

しかし、山かけて咲いている様は、来てよかったと思った。


最初に逢った、ミルクちゃんたち。

お友達と来ていた。


9才の柴犬。お名前忘れてごめんなさい。

暑いので、お水が美味しい、、、

手移しにのんでいる。

乳母車に乗った、三匹のワンちゃん。

このワンちゃんたちも、たった今お水をのんだばかり。


あああああああ。。。

今日の気温は30度近く。

この暑いのに、この犬ちゃんたち。犬は暑いのが苦手だのに。。。

いくら可愛い、といえど、歩かせていたのもいた。 エエカッコ するなー。

可哀そうに。何十匹もいた。

足の裏がどんなに、苦しいか、飼い主たちは理解しているのだろうか?

人間の身長は150センチ。

犬はせいぜい50センチ前後。

気温は地の照り返しで、人間より、暑く感じる。

足の裏は地の熱で、火傷をする。

他の家の犬といえど、可愛い犬たち。

しかし@@ちな飼い主たち。

腹が立ってきた。そんなの常識だぞ。


昔、ここへ 慎 を良く連れて来た。

最初は、おしっこを、どこえでもやらぬように、おしめをくれた。

次からは、我が家から、おしめを持参して来た。

昨今の犬ブーム。

岡山の国営公園は犬の入場料が800円。

それでも、沢山遊びに連れて来ていた。

なんてこっちゃ。(´◉◞౪◟◉)


せめて、昼間歩かせるのでであれば、緑陰の涼しいところを。