よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

     芋茎 (ずいき)

        


        🐇      ずいき干す母現れさうな山家かな


  芋茎(ずいき)は里芋の茎のこと。
生ものは茹でて酢味噌あえにして食べる。好物だ。
乾燥したものは水で戻して煮つけて食べる。これも好物。
乾燥をした芋茎は道の駅などで売ってをり、見つけると買う。


 我が家は商家だからやらなかったが、近所では里芋の皮を剥き、軒下に干す作業を夜なべ仕事としてやっていたのを見ていた記憶がある。


 里山を歩いていて、軒下に芋茎を干していた家を見た。
こんな景色から甦るのは勿論、母のことである。