よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

     秋の声

                


           🐇     むらさきの貝の破片や秋の声


 「むらさき」は紫草の根で染めた色で
「託馬野(つくまぬ)に生ふる紫草衣に染め未だ着ずして色の出でにけり」
萬葉集に詠まれているように品位があり、優雅な色彩は多くの人のあこがれでもあろう。
「秋の声」をむらさきの貝の破片だととの把握は斬新。その発想は豊かな詩性によるもの。


このように選評を書いてもらうと、句も一層の輝きを増す。
気恥ずかしくもある。