よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

      夜濯ぎ

              


                  🐢     夜濯や水禍の人を思ひつつ


 温泉のある隣町のダム湖。
静かに辺りの山の影が湖面にある。
水は何も無い平常の時は、美しくもあり、憩いともなるが、一度荒れ狂うと牙をむいて自然を破壊してしまう。


夜、遠くで鳴る船笛を聞きながら、水禍にみまわれた人々を思いながら、こうやって洗濯をしている平凡な自分の幸せをかみしめた。