よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

    朧の世

      


      🐇     春炬燵朱肉に汚る納経所


      🐇     遅桜はればれ仰ぐ結願寺


      🐇     野の起伏遍路うねりとなり来たる


      🐇     遍路杖持ち替へ接待いただきぬ


      🐇     鐘おぼろお遍路杖を納めけり



捨てようと思い断捨離をしていた俳誌に、この五句が載っていた。全く忘れていた。
今の結社は通じぬかも?
しかし昭和63年、俳句を始めた初心者は、よく頑張っていたのだ。