よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

    冬きたりならば春とおからじ

          


          🐢     目の癒えるまで冬眠と決めこみぬ  


 殿がいて姫も元気で、昔の事は忘れたが、この写真の頃は、今よりは幸福だったのかな?ぽかぽかと丁度今頃の季節の写真。若い分だけ。


 それから、何年かして、急に眼が悪くなった。
年齢による、白内障か?などと、たかをくくっていた。
眼科を診療して血液検査をすると、
「紹介状を書きますから、すぐ医大に行って下さい」と目の前で医師が医大へ電話をかけて予約を入れている。
「サルコイドーシス、、という 難病です」
初めて聞いた、一度では憶えられない 病名だった。


    🐢    春愁や舌噛みさうな病の名


 夫に手を繋いでもらわなければ、歩けない。目の前はいつも湯気が立っている状態で何も見えない。


検査、手術と一年に七回、入院をした。
蒲団の中で泣いた。


なるようにしかならぬと、悟って人生を開き直った時の句。
夫が代筆をして投句をやった頃。


読書が好きで、テレビにかじりつき、パソコンを打つのが好きで目を酷使していた。
今も。。。
目の酷使とは関係の無い、難病指定の肺からの病気だった。


人に同情をされたくない。病名を書くのは初めての、このブログ。
言葉にして他人にも言ったことは無い。
自分で自分をコントロールし、若い内から病気の問屋みたいな私であるから運命に逆らわず生きてきた。ケセラセラと、、、、


現在は、おかげさまで小康状態、年に二回の肺の検査、眼は二か月に一度の検査になった。