よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

  落椿

  


   🐢    落椿に埋もれた遠い日の記憶


 子供の頃、いつも行く駄菓子屋さんに大きな椿の木があった。
落ち椿が地面一杯に広がり、椿の絨緞になっていた。その絨緞を歩かなければ、駄菓子屋さんには行きつかぬ。
一度、転んだことがあった。
起き上がらずに、椿の絨緞をしばらく楽しんだ。
四、五才だったかな。