よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

    炉

             


     🐢     さつきまで春の炉焚ゐてゐた気配


 四国村にある、昔の祖谷地方の家を移築した建物。
この家を又、炉のある部屋を、いつまでも保つためにボランティアの人がいる。
定期的に炉を炊いているらしく、私が行った時は消えかかった炉火の前にいた。
昔の生活を垣間見た気になった。
雛の節句の頃、柱には〆縄、床の間には掛け軸の雛を飾っていた。(別の山家)