よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

   柿簾

      


      🐢    柿簾日に日に色を変へにけり


 今年も沢山、渋柿を剥いて干し柿を作った。
剥くのは夫に役目。
剥けた柿を等間隔に縄かビニール紐に結んで、軒のお日さまのよく当たる場所に干すのが私の役目である。
毎日、柿の乾き具合を見るのが楽しみである。
柿の色が段々と黒っぽい茶色に変わる。
こんな当たり前のことが吾が師の言う単純で平明な句だと、 はっと気が付いた。


この句は投句をする前から 絶対、選に入ると確信をした句であった。(良し悪しは別)