よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

  母恋ふ

          


     🐇     小鳥来る寝たきりの母地獄耳


     🐇     逢ふたびに丸くなる母木の実降る


 平成3年の投句の中に。
昨日はお墓参りに。
帰りに、夫の実家に風を通しに寄る。
座敷に無造作に本が高く積まれていてその中からこんな句を投句していた俳誌を見つけた。


 今は季語が動くと一目瞭然だけれど、その頃の寝たきりになっていた母が偲ばれた。
亡くなった母のいたずら?本が目に飛び込んできたのは!