色変へぬ松
🐇 色変へぬ松家ごとに橋かかる
何年か前 山口県の帽防府市を訪れたことが。
疏水の流れに沿って 武家屋敷が並んでいる。
どの家も広いおおきな一枚巌の橋を架けてある。
見たままのこの句こそ、類想 類句 の見本のような句だと 今では はっきりとわかる。
萩、桜 なんだって季語はよいし、家ごとに橋を渡している町は 京都の哲学の道なぞでは、まったくありふれた光景である。神社に仕える社家の住宅街も。
自嘲をこめた句を載せて?
本来は捨て去る句だ。
しかたなく、一句だけ採用をされた若い師の選。
(立派なお寺の名前と参道を失念して思い出せない。)
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