よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

滴り

              


      🐇     蝋燭の種火一山滴れる     


俳句って良いと思う時。
まこと、忘れていた過去が一句を読んで思い出せること。
20数年前に高野山をお参りした。


種火は 弘法大師空海をお祀りしている廟に何百年も灯り続けている灯明のこと。
一山は勿論高野山のこと。


この句をそのころ属していた結社に投句をした。
俳句朝日の編集者の目に止まったらしく、末の末に 感銘句として載せていただいた。